先日律子先生に連絡があり、「すぐに役をいただくことが出来て、もうリハーサルが始まっています。精一杯頑張ります!」とのことでした。そして劇場前の写真を送ってくれました。3歳で坪田バレエスクールに入学した悠里。小さい時から明るく元気な子で、メリハリのあるダイナミックな踊りを踊れる子でした。そして人一倍の練習量。スタジオが空いているときはいつも自主レッスンをしていました。彼女のジャンプは男性並みの高さなのですが、あるコンクールで悠里の海賊のジャンプを見た男の子(この方もすごいジャンプの出来るダンサーです)がびっくりしたというエピソードもあります。ジュニアになってからは技術だけでなく、豊かな表現力で16歳で坪田バレエ団公演 「コッペリア全幕」(堤 俊作指揮 オーケストラ演奏)のスワニルダを見事に演じ、その後も卒業記念舞踏会の主役の女の子や薔薇の精など、多くの作品を踊っています。坪田の生徒達や御父兄、大人のクラスの方達の中にも悠里のファンがたくさんいて、みんなが応援してくれています。ありがたいことです。悠里の良さを存分に生かし、持前のパワーと努力で精一杯頑張ってきてほしいと思います。そしてますます飛躍してくださいね。夏にはいったん帰国し、8月1日に開催される 公益社団法人 日本バレエ協会主催の全国合同バレエの夕べ(於:新国立中劇場)で北陸支部からドン・キホーテのグラン・パ・ド・ドゥを踊りますので、又観に来てください。 宮川新大君からも律子先生に連絡があり、電話で2時間近く話をしたそうです。今はニュージーランドバレエ団の中国ツアー中で、上海、北京、広州などを回っていて、演目は「ジゼル」。芸術監督のイーサン・スティーフェルさんとロイヤルバレエ団のプリンシパル ヨハン・コポーさんの共同プロジェクトによる振り付けで、ペザントのグランがなくその部分は男性ダンサーの踊りになっているなど、面白い振り付けがたくさんあり、マイムも多くとても勉強になっているとのことです。チケットはどの公演も完売とのことです。そしてもうひとつ面白いニュースです。バレエの合間にバレエ団の友人2人とバンドを組んでよくギターを弾いているらしいのですが、たまたまそれを見たニュージーランドのテレビ局の方がとても感動されたようで「ニュージーランドバレエ団のダンサーたちの表と裏側」という番組で放映したいとのことで、今度演奏しているところを撮影することになったそうです。そのテレビ局の人たちはこの中国ツアーにも同行していて、結構大きな番組のようです。ギター演奏でテレビに出るなんてなんてびっくりしましたと言っていたそうです。この写真がそのメンバー。中国ツアー中に上海で撮影したものです。新大君は中学生の時ぐらいから独学でギターを練習し始め、バレエで培った音楽性と研究心でみるみるうちに上達したらしく、ジョン・クランコに留学していた時代も、モスクワ音楽劇場にいた時も、必ずバレエのものと一緒にギターを持参していたようです。ジョン・クランコでは、新大の弾くギターに今、シュットガルトのソリスト ダニエル・カマルゴ君をはじめとする仲間たちが寮に響き渡るくらいの大声で歌っていたという話を聞いたことがあります。写真の男の子 ジョセフもギターが上手く、女の子は歌がとにかく素晴らしくてツアーの合間にも3人で一生懸命に練習しているそうです。曲も自分たちで作っているとか♪♪♪ 新大達のギターの腕前はバレエ団でも有名らしく、バレエ団の方たちも3人の音楽に合わせて、時々歌うこともあるそうです。律子先生はいつも子供達に、バレエは技術だけではなく、表現力、感性等、色々な要素が必要なのだから、バレエをやりたい人はバレエ一筋ではなく、いろいろな事に目を向け、経験してこそ真のダンサーになっていく。ということをおっしゃいます。素晴らしい言葉だと思います。そのことばを素直に大切にしている子供達は、コンクール等で毎日のようにレッスンに来ていても、こうして今プロとして頑張っていても、色々な経験をし、感じたこと、受け止めたこと等々をバレエに生かせているのではないかと思います。新大のギター撮影のことも、律子先生とても喜んでいらっしゃいました。新大君 バレエもギターも頑張って更に飛躍してくださいね。今日はお天気はそれほどよくないのですが、とても暖かいです。いよいよ春本番。学年がひとつ上がった子供達も新しい環境にも少しずつ慣れてきているようで、緊張がほぐれた感じがします。
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